製品案内

ローラーカッター

当社は創業以来、石油掘削用ロックビットの国内トップメーカーとして、世界のあらゆる地層に対応したビットの開発、製造を行ってまいりました。
そのロックビット製造で培われた技術、厳重な品質管理体制を生かし、シールドマシン等の大口径カッターの開発、製造も行い、高品質で安定した性能のカッターを重工メーカー様に採用して頂いております。

当社カッターの特徴

矩形シール

当社ローラーカッターは基本的に受注生産となっておりますので、お客様と打ち合わせの上で刃先、取付部、サドル形状を専用設計し、製造致しております。
カッターの新規設計時に、ご要望が有れば3Dでの製品モデルを作製し、お客様に完成品のイメージを御確認して頂けます。

当社製品に使用しております硬装材は、ロックビット用に自社開発したタングステンカーバイド粒子硬装材で、その優れた耐摩耗性はご使用頂いたお客様より高く評価して頂いております。
更にオプションで硬装強化型とする事により標準品より刃先寿命を大幅に延ばす事が可能です。

矩形シール

シールは基本的にはフローティングシール(メタルシール)を採用しておりますが、スペース的に適用が難しい場合には自社開発した矩形シールを採用しております。
このシールはOリングに比べ締め代に余裕があり、長時間の使用に際してもゴムのヘタリが発生しにくいという利点が有ります。更に、ある程度のカッターの揺動にも追従でき、ベアリングの長寿命化に効果を発揮します。

硬装強化型とは

刃先の寿命はチップ自体の摩耗よりも、多くの場合カッター母材の摩耗によりチップが突出する事に起因します。
露出したチップは保持力が低下し、欠損、脱落を招きます。

当社の硬装強化型は下記参考写真のように、チップ周辺の母材露出を最小限に抑える事により、刃先寿命を飛躍的に増大させ、より長距離を掘削することが可能です。